《Prologue》

2005年5月10日 趣味
この大陸はひとつだった。
ひとつの存在ゆえに、小さな違いから争いになることは必死だった。
違いから生まれた争いはやがて、大きな戦火となり、
人が死に、
森は枯れ、
大地は沈み、
数多くのものを失った。

やがてこの大陸を作った者が、自らの過ちを反省し、
戦争で生まれた大陸の亀裂に海を作り、大陸の大部分を
海に沈め、
そして新たに5つの大陸が生まれた。

正義を愛し、
秩序を慈しみ、
法を律する《ラスロウ・グラナ》

大地を愛し、
緑を慈しみ、
命を律する《エンヴィロント》

光を愛し、
機を慈しみ、
炎を律する《ゴルゴロ=イクー》

海を愛し、
文化を慈しみ、
知識を律する《ノウルオール》

闇を愛し、
深淵を慈しみ、
死を律する《アルデモ》

この世界は5つの大陸それぞれに役目を与えられることで均衡を保つことができていた。
しかしこの均衡は、「6つ目の色」によって、崩れ去ろうとしていた。

これは、5つの大陸を股に駆ける女海賊と、記憶をなくしたエルフの青年の物語。

(くろぺんはどうやら、疲れているようです。静かに見守ってやってください)

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