ロストグラウンドと呼ばれる隔絶された大地では、生まれながら特殊能力を持つ者たちがいた。
アルター能力者と呼ばれる彼らの力は、隔離されたこの地で生きていくためには必要なものであった。
俺には必要ない。
〜あらすじ〜
私、くろぺんは。
1/15、日曜日の私用を終え、さてお昼ご飯を食そうと思っておりました。
ふと、「あ、あのラーメン屋に行きたいな」と思い、久しく行っていなかった、なつかしのラーメン屋に足を運んでいったのでした……。
【第1話】〜塩(シオ)〜
「塩とんこつ」。
塩とんこつ1本で店を構えていたラーメン屋がありました。
くろぺん、このラーメン屋1度しか行った事ないんですが。
ここの味が忘れられずに、日曜に行ってしまいました。
いやあ、本気で驚きましたよ。
なんたって、
店の前に
1/14に閉店
って、書いてあるんですから。
……。やっちゃった、と。
【第2話】〜炎(ホノオ)〜
「確かあそこの交差点の角にあるんだよなあ。あの味噌ラーメン屋。」
くろぺんは、実は味噌ラーメンはあまり好きなものではなかった。しかし、そのラーメン屋は違った。
通りの角を曲がるだけで、ほんのりと香ばしい焦がし大蒜の香り。
同時に、すっと鼻の奥に入り込む、赤味噌の香り。
その店前を通った瞬間、「食べなきゃ損だ」と思い、試しで食べてみた。
旨かった。
素直に旨かった。
味噌ラーメンでこんなに旨いと思ったのは初めてだった。
感動した。
そんなラーメン屋。くろぺんが初めて認めた味噌ラーメン屋。
そうそう、この角を曲がる瞬間、ほんのりと香る赤味噌の香り……。
……そうそう、こんな香ばしい……??
あれ、ちょっと……香ばしいを通り過ぎて……。
焦げ臭いぞ!!
角を曲がろうとしたとき、ふと目に留まったクーポン雑誌
『ホットペー○ー』
何故か焦げていた。
ははあ。これが臭いの犯人か。全く、誰だ?本の束を焦がすようなやつは!
放火か!? 危ないなあ。
で、角を曲がると、右手には赤い暖簾を構えた赤味噌ラーメン屋……。
ではなく。
入り口が真っ黒に焦げた、見るも無残な姿になったラーメン屋がそこに。
火事があったそうです。
ホットペー○ーは、この店の前においてあったそうです。
……。
くろぺんアルター能力:「お気に入りの店が潰れる」
マジデ。
この能力。封印できる方がいたら、募集します。
ちなみに、くろぺんの実家、某県某市で、
MTGを扱っていた店が消えていったのは、
もう、偶然とは思えません。
次は……、どうなるのかな、と。
コメント
ここまでくるとそのうち「くろぺん禁止」とか書かれちゃいますよw